前回のブログ記事で、ちょっと誤解を招いた感もあるので、ちょっと補足的なことを書きたいと思います。
私はいろいろな人を尊敬しているし、いろいろなアドバイスを頂くことはありがたいと思っているし、良いと思ったことは取り入れて実行するようにしています。
昔からそうだったかというとそうではなく、20代の頃は人の言うことは聞かなかったし、どちらかというとアドバイスを受けるとその逆のことをしていいました。例えば、「今は景気が悪いから起業しない方がいい」とか「起業するにしてもいろいろな会社で働いて勉強してノウハウや人脈を得てからの方がいい」と言うようなアドバイスをもらっても、全く聞き入れませんでした。
そのおかげで、苦しい思いもしましたが、苦しさを乗り越えることで大きく成長できました。
他人のアドバイスを聞くべきかどうか、というのは一概に言えることではありません。
※この場合の「聞く」というのは言われたことを実行すると言う意味で使っています。
考え方としては、若いうちは聞かなくて良いが、年を取るにつれて聞いた方が良いと思います。
若いうちは、ある程度自分で勝手に決めて、実行し、それで反感を買って、失敗してもよいからです。どちらかというと、そうして失敗してそれを乗り越えたときに得られるものが大きいし、いろいろな意味でやり直しがしやすいから。
逆に年を取ってくると、あまりアドバイスをもらう機会も減るし、若い頃に比べれば正しい判断がしやすくなるので、アドバイスを聞き入れる確率は必然的に高くなると思います。
具体的な適正年齢は人によって違いますが、30歳くらいまではあえて失敗する道を選ぶくらいでも良いと思うので、あまり聞かなくてもよいと思います。キツイですけどね「ほらみたことか」と言われまくるので。
私自身、特に意識をして他人のアドバイスを聞くようになった訳ではなく、何となく自然とアドバイスの有り難みを感じるようになってきて、聞き入れる割合が高くなってきています。
60歳くらいになったら、素直に自分の子供達や若い世代の人たちの言うことを聞けるようになりたいと思っています。
・・・で、最初に戻りますが、私はアドバイスをして欲しくないわけではないし、アドバイスをもらえればちゃんと熟慮します。その上で実行しないことはあっても、アドバイスをもらえること自体はとても感謝しています。
ただ、「お前は不幸だから(私の言うとおりの)幸せな人生を送れ」的なアドバイスは拒絶するし、そう言う話をされると居心地が悪いです。というのが前回の記事の主旨です。