子育て本には、よく「子どもは褒めて育てよう」と書かれています。
でも、褒めるばかりでは弊害が出る場合もあります。
褒められるために行動をするようになってしまうからです。
言い換えると、褒められないと行動しない子どもになってしまいます。褒める人が見ていないと行動しない。
もちろん、叱って育てるのもよくありません。叱られないために行動したり、行動を起こさないようになるだけです。叱る人がいなければ悪いことでもやったり、やらなければいけないことをやらなかったりするようになります。
では、どうすべきかということなのですが、私は「喜んで」育てるというのがよいのではないかと思います。つまり、お手伝いをしてくれたら「褒める」のではなく「喜ぶ」。
「いい子だね」
ではなく
「うれしいよ」
と言う。そうすれば、誰かに褒めてもらうために行動をするのではなく、誰かに喜んでもらうために行動をするようになると思います。
誰かに喜んでもらうための行動は、誰が見ているとかに関係なく行われるし、自分がやったよと主張することもないと思います。
そんな風になってもらうために、親としては「どんなことをすると人は喜ぶのか」を正しく教えることが重要で、その為に正しくかつ上手にその感情を伝えるのがよいと思います。
・・・と、なんか子育て論的になってしまいましたが、そう思って、そう出来るように日々努力しているよ、という意味です。「分かること」と「実行できる」とは別ですので。全部できているわけではありません。
普段、偉そうなことを言ったり書いたりしておりますが、全て実行できているわけではありませんので、ご安心(?)下さい。