原発について思うこと

原発について様々な反対運動に誘われますが、私は参加していません。だからと言って原発推進派ということでもありません。

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福島原発の為に多くの方が被害を受けて、また、もっと多くの方が不安な日々を過ごされていることはそれなりには知っています。そういう方の話を聞けば、酷いなと思います。

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一方で、原発を止め電気代を上げたとすると、日本の経済は確実に悪化します。多くの企業の業績が悪化し税収が減ります。排出する二酸化炭素の量も増えます。

もし、これまで通り原発を使ったら、日本全体で数千億円単位の税収が増えるかも知れません。そのお金を発展途上国に寄付したら、数万人の命が救えるかも知れません。

自営業者の業績が悪くならなければ、100人以上の自殺者が減るかも知れません。

大企業の業績が悪くならなければ労働環境をよくする余力が増え、過労死するサラリーマンが減るかも知れません。

火力発電所を使いまくることで、増加する二酸化炭素で、将来数百万人単位で餓死者が出るかもしれません。

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当事者意識が足りないと、言われるかも知れません。

確かに私は福島からはだいぶ離れたところに住んでいます。

同じように、発展途上国からも離れていて飢えている子どもを見ていません。気候変動した未来の地球を目の当たりにしていません。

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だれもが、すべての当事者になることはできません。それぞれの当事者の方が、当事者としての実情や改善案を提案することは必要だと思います。

同じように当事者でない人が、別の当事者の人たちのことも考えて自分の価値観とも照らしあわせて、何をすべきかを判断することも必要だと思います。

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私自身のライフワークは、少しでも多くの子ども達の笑顔を増やすことです。

現在、日本の一部で、悲しんでいる子どもがいることはとても残念で、何とかしたいと思います。それと同時に、世界中にも悲しい思いをしている子どもがたくさんいます。将来の世界にも悲しい子どもが増えるのは防ぎたいとも思います。 

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そのようなことを、いろいろ考えた結果、現在、私は原発について反対の立場でも賛成の立場でもなく、ほぼ中間の立場をとっています。 

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