感動と慣れ

人間の脳は良くも悪くも「慣れます」どんなに素晴らしいことでも、毎日続くとそれほど素晴らしさを感じなくなるし、どんなに辛いことでもだんだん慣れます。

体の不調も最初は辛くて気になるのですが、慢性化すると慣れてそんなに気にならなくなります。でも、その不調が取れるとその素晴らしさに感動します。

私の場合、20年近く慢性的な腰痛がありました。腰は痛いものとして、何をするにも腰をいたわりながらしないといけない生活が当たり前で、そんなに煩わしいものと感じていませんでした。ところが、それがなくると、日常生活ってこんなにラクだったのか!と驚きました。でも、それも数ヶ月もすると当たり前になってしまいました。最近はたまに腰が痛いととても不便て苦しいです。

また、視力も高校生の頃から0.01程度で、常にメガネをかけていました。メガネ生活も20年以上しているとそういうものだと思って、そんなに不便を感じてはいませんでした。

でも、3年前にレーシックの手術をして両眼とも1.5程の視力になってみると、世の中こんなに綺麗で楽ちんだったのかと感動しました。その感動は暫く続きましたが、今では見えることが当たり前、日々感動することもなくなってしまいました。

どんなに素晴らしいことでも、それが毎日続いて「日常」になってしまうと感動をしなくなってしまいます。 

 良くも悪くも「慣れる」動物である人間が、感動し続けるためには変化し続けるしかありません。

これからも、常に変化を求めていきたいと思います。 

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