タイガーマスク基金 募金対応型自販機設置&特別勉強会

3月8日に、ジーアップに自販機を設置しました。

この自販機で飲み物を購入すると、売り上げの一部が児童養護施設で暮らす子どもと、巣立つ子どもの支援に充てられる募金対応型自販機です。

この自販機の仕組みを作ったのは、東京にあるNPO法人タイガーマスク基金です。タイガーマスク基金の代表理事は、NPO法人ファザーリング・ジャパンの創設者でもある安藤哲也さんです。ファザーリング・ジャパンはイクメンという言葉を世の中に知らしめ、日本の父親のあり方について大きな転換を始めるきっかけを作ったNPOです。私もその会員としてセミナーなどをさせていただいております。

父親が、自分の子どもの成長に寄り添い、関わることはとても大切なことで、今後もその活動はしてゆきますが、さらにその先には「自分の子どもだけが幸せ、と言う社会はありえ無い」、子どもたちみんなが幸せになれるように、という考えにつながります。

その考えに共感し、私として何ができるのかを考えていたところ、自販機を設置できる場所を募集されることを聞き、直ぐに連絡しました。その後、NPOや飲料メーカー、タイガーマスクの著作権保有者などとの調整・事務手続を経て、やっと3月8日に設置することになりました。

それが、タイガーマスク基金自販機の第1号ということで、わざわざ東京からタイガーマスク基金の代表理事である安藤さんが来て下さることになり、それならせっかくなので、ということで、講師をしていただき勉強会をすることにしました。

準備期間が短かったのですが、児童養護施設入所者の支援というテーマに、多治見市を始め多くの団体に後援をしていただき、予想を超えるたくさんの方に集まっていただきました。改めてこのテーマの重要性やそれを感じている人の多さを認識しました。 

勉強会では、安藤さんから、保護者の無い児童、被虐待児童などに対しての公的な養護を行う日本の制度や、それら施設の実情や、児童虐待の実情についてお話しいただきました。

テーマの奥にある社会的な問題は、とても複雑で簡単な解決方法があるものではありません。でも、だからといって何もせずにいるわけにはいかないと思います。とにかく一人一人が自分のできることを考えて行動することが重要だと思います。

勉強会終了後に、早速自販機で飲み物を購入いただいたり、マスクをご購入いただいたり、寄付をいただいたり、たくさんの方にたくさんの支援をいただきました。本当にありがとうございました。

私は、お金もないし権力もありません、でも、自販機を設置する場所はある。何人かの方に勉強会に参加してもらえるようにお願いすることはできる。それが言葉通り微力な活動であることは認識しています。でも、たとえ微力であってもみんなが少しずつできることを実行することで、もしかすると大きな力になるかもしれません。

そんなことを想像しながら生きてゆくのはとても楽しいです。

これからも、自分に何ができるのかを考えて、実行してゆきたいと思います。

最後に、今回、お忙しい中、へんぴな場所にわざわざお集まりいただいたたくさんの方に、改めてお礼を申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。 

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