不特定多数向けに書く、ということ

以前の記事「今後ますます重要となる文章力」の続きです。

 

読む相手が決まっているメールなどでのコミュニケーションの場合と、ブログなどのように不特定多数の人が読むものの場合では、文章の書き方や内容も考えなければいけません。

 

匿名で書いているブログの場合は、炎上したりしても実被害はありませんが、実名で公開している場合、実生活にまで影響することもあります。

少しでも誤解されそうな表現は、避けなければいけないし、テーマの選択も注意が必要です。

 

私の場合も、具体的な仕事の内容やお客さんのことについては、基本的には書きません(書けません)。

それで、どうしても抽象的なことや家庭のことが多くなるのですが、このテーマにしても、自分や会社の立場が変わったらそれだけで良いかどうかはわかりません。

 

サイバーエージェント藤田社長のブログのコメントなどを見ていると、考えさせられます。

上場企業の社長になれば、誹謗中傷も多くなるでしょうが、2chなどでも、サイバーエージェントや藤田さんのことはものすごくひどいことになることが多いようです。若くして上場したり、有名女優と結婚したり、それ以外にもITバブルで株が乱高下して大損をして逆恨みしている人も多いかもしれません。妬まれそうな要素はありますが、そうなってしまうと、何を書いても、どう書いても、ひどいことになってしまうのでしょうか。

何を書いても

「そんなことをしている暇があったら、株価を上げることを考えろ!」

と書かれています。

ここまでくると文章力や、テーマの選択能力ということではどうにもなりません。

 

非常に大量の不特定多数の人を対象とする場合は、人間として好かれて、守ってくれるファンを多く作るなど、別の能力が求められるようになるのかもしれません。
 

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