1円を届けるコストと効果

先日、うちの母が郵便局に行った時の話です。

 

用をたして二百円少々のおつりを受け取りました。

あまりしっかり確認せずに、そのまま財布に入れて帰ったのだそうです。

 

家に帰ってしばらくすると、郵便局から電話があり、

 

「さきほど、おつりを1円少なく渡してしまいました」

 

と言われたそうです。わざわざ取りに行くのも面倒ですし、

「もう、いいですよ」

と言うと、

「そう言うわけにはいきません」
と言われ、

「明日、ついでの時に取りに行きます」 

と言うと、それもダメだといわれ、

 

なんと

「いまから届けます」

と言われたそうです。

 

1円のためにわざわざ来てもらうのは申し訳ないので、お断りしたのですが、それでは困るというので、届けてもらうことにしたそうです。

 

しばらくして、郵便局の人が来て、おつりの1円と、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたということで、ポケットティッシュをくれたそうです。

 

 

そもそもは、おつりを間違えたことが問題なのですが、それでも、言わなければ相手は気づかないだろうミスを自ら告白し、ちゃんと詫びる。コストなどを考えずに、ちゃんと処理する。

基本と言えば基本ですが、信頼を得るにはとても重要なことだと思います。

何かと問題を指摘されている特定郵便局ですが、ちょっと見直しました。

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