中小のシステム開発会社が、メーカーになれない最大の理由は、商品開発力の無さです。
プログラムの開発というのは、商品開発のほんの一部でしかないし、販売してお金を儲けるまでのビジネス全体で言ったら、ほんのほんの一部でしかありません。
多くのシステム開発会社は、システムの開発はできても、商品の開発ができないのです。
以前、(株)日本経営教育研究所の石原明さんの講演を聴いたことがあるのですが、そのとき最も印象に残った言葉が、
「良いものが売れるのではない」
「良さそうに見えるものが売れる」
ということです。
それを勘違いしているシステム会社は、「良いもの」をドンドン作るのだけど、ちっとも売れないという状況になるのです。
(自分も含め)多くの中小システム開発会社は、社長も開発者(技術者)であることが多いのも、良いものを作ってしまう原因です。
しかし、そうであるのなら、世の中には、売れない「良いもの」を持った会社がたくさんあるはずです。そう言うものを探し出して、必要ならちょっとだけ手直し(の指示を出し)て、「良さそうに見えるもの」に変えて売り出す企業がでてきても良いのではないかと思います。
それができれば、良いものが作れるシステム会社、販売会社、エンドユーザー、みんなが今より幸せになる可能性があります。
うちの会社にも「良いもの」がたくさんあります。
ご興味のある会社の方は、是非ともご連絡ください。