渋谷ではたらく社長の会食(ゲスト:乙部綾子さん)の感想(2)

渋谷ではたらく社長の会食(ゲスト:乙部綾子さん)の感想のつづきです。

つづきと言うより、 「広報」という仕事についての私の感想(意見)です。

私は「広報」というのが、会社にとって非常に重要で、中小企業が大きくなれない理由のひとつが「広報」ができないことだと思います。
そう言う意味で、これまで地味で、あまり知られることの無かった「広報」という仕事を、有名にしたことは乙部さんの最大の功績だと思います。

乙部さんの広報論(?)全てに賛同するわけではありませんが、「会社」という商品(ブランド)価値を高めるために、メディアで取り上げてもらったり、いろいろなところに露出して、良いイメージを定着させるのが、広報の大きな仕事のひとつであるとは、思っており、その点では乙部さんを支持します。

広告などを掲載するのと、記事になるのとでは、効果はだいぶ違います。同じ媒体に同じ大きさで掲載されるのであれば、広告よりも記事の方が圧倒的に影響力があると思います。そう言う意味で、メディア対策というのは非常に重要です。
戦略を立てて、ストーリーを作って、複数のメディアで取り上げてもらえるようにするには、いろいろな知識やテクニック、そしてコネクションが必要です。大きな会社になればそれを専門で行う部署は必要です。

うちのような零細企業では、広報部どころか専属の担当者も作れません。当然ながら社長が担当者になり、自分で戦略を考えて、自分で売り込まなければいけません。どうしたら記事にしてもらえるのか、どうしたら大きく取り上げてもらえるのか、その研究は商品やサービスの研究と同じくらい難しくておもしろいです。
「良い商品やサービスを作っても、売れません」
重要なのは、
「良い商品やサービスを”良さそう”に見せる。多くの人に見せる」
ことができるかです。

それが広報の仕事で、私が今一番興味がある仕事です。

 

実は、今日もある業界向けの新聞社の取材を受けるために東京に来ています。広報は、帰省Uターンラッシュのピーク時に新幹線で東京へ来るくらい重要で、興味深い仕事なのです(笑)。
 

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