CNETのブログ「中小ソフトハウスが下請け脱却を目指す時に読むブログ 」に、下請けに甘んじている中小企業の経営者は、外部の環境変化を感じられないのだそうです。
外部の環境変化を感じられている経営者は10%、それに対応できるのは5%だとも書かれています。これの数字については、疑問はありますが、多くの経営者が外部の環境変化を感じられていないことは確かだと思います。
最
近、やっと聞かれなくなってきましたが、ちょっと前まで「バブルの頃はよかった」「早く景気がよくならないか」なんてことを言う経営者がいます。私も含め
て、バブル崩壊後に会社を設立した人たちからすると、この状態(いわゆる景気が悪い状態)が普通な状態で、当たり前だと思っているので「早く景気がよくな
らないか」なんて言葉は出てこないと思います。
また、うちの会社の場合、設立から10年経った今でも、待っていて仕事
がもらえて、それだけで十分な収益が上がる状況には、なっていません。おかげで、常に新しいことに取り組み、新しいお客さんを探し続けなければならず、会
社が硬直化しない(硬直化して進化を止めた瞬間に倒産するので)でいられるのだと思っています。
外部環境に依存して、さらに、外部環境の変化に順応できないというのは、会社として危機的状況であり、成長してゆくことはできないと思います。
さらに、下請けから脱却するだけでなく、自社製品で充分な収益が上げられるようになるには、外部環境に対応するだけでなく、マーケティング力、企画力、提案力、営業力などを付ける必要があります。
それが出来ているソフト開発会社というのは、全体の1%にも満たないと思います。
偉そうに言っているうちの会社もその1%には入っていません。ただ、少なくとも1%足らずの「メーカー」を目指して努力をしています。
3年以内にメーカーに成る!
それが目下の目標です。