薪窯体験(その2)

先週焚いた窯は、約1週間さまして、今週末に窯出しをしました。

1週間もおいてあれば、冷えているのかと思ったら、まだまだ熱く、作品などに直接手を触れるとやけどしそうなくらいでした。

薪窯は、ガスや電気の窯と違って、自然の力(運)によって、どんな風にできあがるのかわからないところが一番おもしろいところです。作品を入れた場所によっても違うし、塗った上薬によっても変わってきます。それも、白くなる上薬を塗ったからといって白くなるわけではなくて、その薬の熱さや、降りかかった灰の量や質によって、本当に全く変わります。

だから、出すときは、宝探しのような楽しみがあります。どんな風にできあがっているのか、どきどきしながら出してゆきます。

でも、出しながら作品を見てゆくと、引っ越しの時に出てきたアルバムや新聞を読んで、片づかないのと同じ状態になるので、ぐっと我慢しながら、まずは、全部窯から出します。

まだ、かなり熱い窯の中に入って、慎重に作品を出してゆきます。
先週、窯焚きをした次の日が、町内の運動会で、同じ町内の陶芸家Sさんに話をしたら「手伝いに行くよ」と言われ、来てもらえました。私のような素人助っ人ではなくて、プロの助っ人の登場によって、作業はテキパキと進み、昼食前に全部出すことができました。

つづく・・

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