ライブドアの日本放送株買い占めなどを機に、話題になったテーマ「会社とは誰のものなのか」ということが、ズバリ本のタイトルになっています。
もちろん、中身は会社とは誰のものなのかということについての著者の考えが述べられています。
著者は、結論として「会社とは社会のもの」であると述べています。
私自身の考えもこれに近いものなので、納得しながら読めました。
会社は株主だけのものではないし、経営者だけのものでもない、従業員だけのものでもない・・・それを一言でいうと「社会のもの」ということになります。
今、世界(特に日本)の社会構造が大きく変わろうとしている時期で、「会社」という意味や価値も、変わってきています。その時期に改めて会社とはどういうことなのか、考えてみるきっかけになる本だと思います。
会社はだれのものか 岩井 克人 平凡社 2005-06-25 |