Youだけのものです

Youの2歳の誕生日、豆イスを買ってあげました。

これまで、畳に座ってご飯を食べるとき、Youは背が低すぎるので、バケツをひっくり返して座っていました。

「これはYouの誕生日プレゼントだよ」
「Youのものだからね」

という説明の意味がわかるようになり、もの凄い喜びようでした。一人だけ先に食事を済ませて、箱を開けて中をあけてみて一言「イスないよ〜」
驚いて覗いてみると、イスは組み立て式になっていました。ご飯を食べ終わったら作ってあげると約束して、とりあえず座板だけを渡すと、それでだけでも嬉しそうに床において、お気に入りの本を持ってきて、座って読み始めました。

その後、イスを作ってやり、座らせてやると大喜びしました。

「なかま?」
「じゅんばん?」
「はんぶんこ?」

何かを渡されるとき、いつもYouは、Hannaと一緒に使うことを前提としているので、仲間で使うのか、順番に使うのか、半分ずつつかうのかを聞きます。数少ないボキャブラリーの大半は、おねえちゃんと共有を前提としたものが占めます。

改めて考えるとなんか、可哀想・・・。第2子の宿命と言えばそれまでなのですが、衣類などのお古以外で、Youだけのものはほとんどありませんでした。それだけに、「これはYouだけのものだよ」というのが、もの凄くうれしかったようです。

わずか2500円足らずのもので、これだけ喜べるのは、逆にしあわせなのかとも少しは思います。この気持ちを忘れないでいて欲しいし、親としても忘れないようにしたいと思います。

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