私は、他人に何か言えるほど美しい日本語を話せているとは思いませんし、語彙や、表現力も不十分だと思っています。
・・・が、先日であった人は、そういうレベルを超越しており、気分が悪くなるというより、笑える・・・出会でした。
大手企業(のフランチャイズ)で、一見教育が行き届いた女性スタッフ(20代中頃?)は、最初はマニュアルに書かれているとおりなのか、研修で学んだとおりの台詞でテキパキと私にいろいろ説明をしてくれました。それについては、マニュアル通りなので、日本語的には非常に丁寧で間違いのない文章でした。制服をきちっと着ているし、立ち振る舞いについても教育プログラムにあるのか、ちゃんと無難にこなせていました。
状況としては、私が書類に記入をしなければならず、その説明をしてもらい、記入していました。途中で書き方がわからないところが出てきて、質問をしたのですが、その回答をし始めてから、どうも様子がおかしくなってきました。
職業とか、職種などは、別の紙に一覧があって、そこにかかれている番号を申込書に記入する方式でした。その次にクレジットカード会社を書く欄があり、そこでも私は番号を書くのかと思って、別紙を見ていると
「あっ、そこはクレジット会社名をモロ書いてください」
私は何か聞き間違えたのかと思って、紙にあった目線をその女性に移動しました。私の聞き間違えであると期待しつつ、もし、聞き間違えでないとしても、ついあわてて普段の言葉が出てしまって、恥ずかしそうに訂正してもらえると思ったら、堂々と営業笑顔で、
「会社名をモロに書いてもらえばいいですよ」
と言い直してくれました。本人は自分の表現が間違っているという意識も、その場にふさわしくないという意識も全くありません。当たり前のように笑顔で対応してくれています。
その後も、私が「ここは、こう書けばいいんですか?」と聞いたら、「ああ、はい。OKです。OKです」と人差し指と親指で輪を作って示してくれました。
ここまでくると、その会社の教育システムの問題ではなくて、明らかに日本の初等教育の問題だと思います。
文部科学大臣など日本の教育制度を考える立場の人たちは、是非一度そのソフトバンクショップへ行って現実を見てきて欲しいと思います。
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