最近の若いもんは・・・

日曜日に、最近の若いモンに会ってきました。私自身、まだまだ「最近の若いモンは・・・」と言われている存在だと自負しておりますが、冷静に考えると、今の大学生の2倍近く生きており、その人達と比べれば「過去の若いモン」かもしれません。

 

そのより新鮮な「最近の若いモン」には、インターンシップフェアという大学生が集まるイベントでお会いしました。インターンシップに興味のある大学生と、インターンシップを受け入れたい企業の社長が、話をするようなイベントです。

 

私は、20代前半の人たちと話ができるイベントは大好きです。何故かというと、私の20代前半から中盤というのは、おそらく私の人生の中で非常に重要なターニングポイントだったからです。そのときの感覚を思い出すには、そう言う世代の人たちと、話をするのが一番よいと思っています。

 

30代も後半にさしかかると、ついつい「守り」に入ってしまいそうになります。そんなときに、がむしゃらにもがいて、走り抜けていた頃を思い出すと、また、やる気が補充される気がします。

 

そんなわけで、今回のイベントも本来の趣旨とは関係なく(というか、そもそも趣旨が分かっていなかった)、楽しい時間を過ごせました。

 

話をした学生さんは、みんな素晴らしい人たちばかりでした。これは本当にそう思います。

 

でも、その素晴らしすぎるところが、ちょっと心配にも思えました。

 

みんな将来のこととか、自分という存在についてもの凄く真剣に、悩み考えているのです。それは素晴らしいことなのですが、でも、私の経験から言うと、考えても答えは出ません。

 自分の天職は何なんだろう? って、じーっと座って考えていても答えは出ません。生き甲斐、人生の目標、みんなそうです。20歳そこそこの若者が、考えて答えが出るような問題ではないのです。私だってまだ分からないことも多いです。

  では、どうすべきかというと、ひたすら何かに必死に取り組むことです。世間の人は「くだらない」と思うようなことでも、何でもよいので必死に挑戦して、失敗して、それを乗り越えてみることです。そんなことを繰り返しているうちに、少しずつ自分のやるべきこと、やりたいことが見えてくると思います。

 

 そう言う意味で、あまりにも真面目で真剣に悩んでいる最近の若いモンは、素晴らしいのだけど、ちょっと心配。悩むのは大いに結構。でも、立ち止まって悩むのではなく、全速力で走りながら悩むべきだと思うのです。老人になってから、全速力で走りながら悩むのは大変なので、老人になったときに座って考えられるように、若いうちは、若者らしく、無鉄砲でバカバカしいことを、やっていていいのではないかと思ったのでした。
 

 でも、とても楽しくて、私自身が元気になれたイベントでした。

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