出会い週間(2):美濃焼エバンジェリスト水野真孝さん

出会い週間の今週出会った二人目の方は、美濃焼エバンジェリストの水野真孝さんです。

私の家に近いところ出身で、現在は東京に暮らしながら美濃焼を何とかしようと活動している方です。

 

私自身、伝統工芸としての美濃焼だけでなく、産業としての美濃焼については、山盛り意見、考え、思い、アイデアがあり、その一部を実行したりもしています。ですので、水野さんとは、もの凄く共感する部分が多いです。

 

簡単に言えば、

  • 美濃焼(若手陶芸家)というのはもっと評価されるべきである
  • 伝統工芸としてだけでなく産業としての美濃焼の衰退は忍びない

というものですが、それに対してやるべきことはもの凄く多くて複雑で難しいのです。

  • 若手陶芸家が正当に評価される場を作る
  • 産業としての美濃焼がどんなにスゴイものかをみんなに知ってもらう
  • 新しい流通方法を作る
  • 地元の子供達に美濃焼のすばらしさを知ってもらう
  • 観光地スポットを作る

こんなものだけではないのですが、どれかひとつでなんとかなるものではなくて、全部またはほとんどができないと、本当の問題解決はできない気がします。

でも、それをするにはもの凄く多くて高い壁があります。そもそも、部外者のワカゾーが、偉そうにそんなことを言っても聞いてもらえません。それなりにお金も必要で、個人や一企業の利益のためにやることでもないので、組合や行政などがやるべきことも多いのです。

この組合や行政というのは、もっとも動かしにくい存在です。責任のなすりつけあいや、利益の独り占めをしようという方向にドンドン進んでしまうからです。

 

その点は、水野さんも実感されていて、あきらめないといけないかと考えたこともあるそうです。

私も、全てを解決する特効薬的な回答や方法、ビジョンは見いだせていません。でも、なんとなく自分たちが取るべき方法というのは感じています。それは、まずは、全体のことを考えず、小さなことを行ってゆくことです。それが焼け石に水のように思えても、やり続けることです。

それがいつか、全体の動きにつながると信じています。

 

ひとりでやっていると、どうしてもやっぱり無理なことをやろうとしているのではないかと思えて、へこたれそうになってゆくこともあります。そう言う意味では、もの凄く共通の意識を持った仲間に出会えてのは、とても勇気づけられました。

 

いつかは、大きな目標が達成できるように、お互いに協力して小さなことでも続けてゆきたいと思います。

 

 

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