真似するよりも嬉しいこと

若い頃、自分のあこがれの芸能人やスポーツ選手と同じものを持ったり、同じことをしました。そうすることで、少しでもその人に近づけた気がして嬉しかったのだと思います。

 

でも、もっと嬉しいのは、同じものを持っていたり、同じことをしていたことに後から気づいたときです。知らず知らずのうちに、あの人と同じものを持っていた、同じことをしていた、というのは、ものすごくその人に近づけた気がして、非常に嬉しいものです。

 

そんなことが最近もありました。

先日20年ぶりに再会した小原さんの本を読んだり、お話を聞いたら、同じことをしていたり、同じような考えをしていたことがたくさん見つかって、嬉しかったです。

 

小原さんは、悩んだときには地球儀を見るそうです。自分の机にはいつも地球儀を置いておき、何か悩んだときには地球儀を見て、日本がいかに小さく、自分の存在はもっともっと小さく、その悩みなんて大したことないと考えているのだそうです。

私は地球儀を見たりはしていませんが、悩んだときにはとにかく大きいものを見に行くようにしていました。オーストラリアにいたときは、よくノースヘッドという断崖絶壁に行きました。住んでいたところから自転車で15分くらいでいけて便利な場所でしたが、下を見ると人間が米粒くらいに見えるし、南太平洋が見渡せ、自分のちっぽけさを感じるには十分な場所でした。

最近は宇宙の本を見たりもします。どんなに悩んだところで120兆年後には陽子崩壊によって、何もかもなくなる・・・と思えば直面しているどんな問題も大したことないと思えます。

 

それ以外にも、道具をあまり使わない海の遊び(スキューバダイビングよりも素潜り、サーフィンよりもボディーサフィン)が好きであるとか、会社を設立したのが数日違いであったり、将来の夢もなんとなく似ていたりしています。

この夢については、私はともかく小原さんの方は、公開するといろいろ問題になるような気がするので、秘密と言うことにしておきますが、同じようなことを考えていることを先日聞いて驚きました。

 

なんて、先輩との共通点を見つけて嬉しくなっている私はまるで恋する乙女のようです(笑)

 

■関連リンク

 

 

 

 

コメントする