今日、普段は行かない銀行の支店に行ったら窓口の女性がソロバンを使っていました。
ちょっと年配の方だったので、最初は
パソコンとか電卓とか使うのが苦手なのかなと、もっと悪く言えば、今どき電卓も使えないのか?
と思いました。・・が、しばらくして、それが間違っていることに気づきました。
最近の銀行では、入金は専用の装置があって、入金額を入力して、客が渡したお金をそれに入れると自動的に計算して、おつりが出てきます。窓口の人の計算間違いや不正を防ぐためのシステムだと思いますが、それでも、担当者は当然ながら確認計算をし、かつ、お金をしっかり数えてから、渡します。
この場合、ソロバンはかなりシステムに融和しているのです。
なぜか?
ソロバンの珠は、1,5,10,50,100,500,1000を表します。つまり、お金と同じなのです!機械から出てきたおつりのコインや紙幣の数だけ、ソロバンの珠をはじいてゆき、ゼロになれば、おつりは間違っていないということになります。
これって、常識なのでしょうか?
私はちょっと感動しました。
もちろん、電卓で、もっと早く処理する人もいるのかもしれませんが、ソロバンを使っているというだけで、「時代遅れで遅い」ということではないということだと思います。