先日、マルイ不動産の小原さんと話をしていて、自分がなぜ仕事をしているのかということを改めて考えました。
収入を得るため、社会的責任、注目されたい・・・など、いろいろな理由はありますが、でも、一番の理由は、やはり「楽しいから」です。
では、なぜ楽しいのか。何を楽しいと感じるのかを考えたところ、たぶん「考える」ことが楽しいのだと思います。自分の知識や経験、感などを元に、こうすれば売れるという仮説を立てて、それを実行し、その通りになるのがとても楽しいのです。もちろん、仮説通りにいかないこともありますが、その場合に、何が間違っていたのかを考えて、仮説を修正したり、次のチャンスを待ったりしますが、基本的にはそれも楽しいです。
販売だけでなく、プレゼンや企画でも、決定者の心理なども想像して、こうすれば採用されるという仮説を立てて、実行して結果を待つのが楽しいのだと思います。
相手が人間でなくて、コンピュータなどの物である場合は、少し勉強をすればかなり高確率で、正しい仮説が立てられます。しかし、相手が人間の場合は、一人一人考え方も違うし、置かれている立場も違います。また、相手が一人ではなくて、不特定多数の人であると、もっと難しくなります。考える要素が深くて多いほど楽しさは増します。
たとえば、「選挙の投票率を上げる」というような目標があった場合の対策ができるのであれば、ものすごく難しいとは思いますが、ものすごくやりがいもあって想像しただけでワクワクします。もちろん、そんな仕事はやれそうにありませんが。
小原さんも、同じようにいろいろ専門の分野で、たくさん情報を収集し、小さな検証をしながら、論理的に考え抜いて、仮説を立て、それを実施するのが楽しそうです。今の事業の成功が、正しい仮説を導き出す確率(勝率)が高かった証拠でしょうね。