先週後半に受けた2つ目のセミナーは、1つ目と同じく「元気クラブ」のセミナーです。「日本一元気とされるナゴヤ経済圏の中で、キラリと光る都市であり続けるために」というタイトルで、三菱UFJリサーチ&コンサルティング経営戦略部長兼プリンシパルの酒井英之さんのセミナーです。
内容としては、いかにして岐阜市を盛り上げることができるのかということでした。
私自身は、岐阜市民ではないので直接的に岐阜市を盛り上げる何かができると言うことは少ないと思いますが、自分の地元を盛り上げるヒントになりました。
セミナーの本題とは少しずれるかもしれませんが、私が一番感激したのは、顧客を感動させるサービスを提供している企業の事例です。
感激させるサービスと言っても、ショービジネスなどではなく、ごく普通の業種で行っているサービスです。畳屋さん、新聞配達会社、工務店での取り組みが紹介されました。
別にもの凄く難しいことをしているわけではなく、やろうと思えば誰でもできることなのですが、実際に実行するのは難しいことだと思います。例えば、クリスマスに、(希望する)顧客の家にサンタクロースに扮して従業員が訪問して、子どもにプレゼントを渡したり、わずかな畳の張り替えをした顧客に対しても、1年後に留守電に「梅雨が開けたら、天気の良い日に窓を開けて乾燥させてください」と入れておいたり・・・
私の涙腺コックを全開にしたのは、その様なサービスを受けた顧客や顧客の子どもからの手紙です。「○○ちゃんの部屋を作ってくれてありがとう」とか、「孫は、□□さん(大工見習い)と会うのを本当に楽しみにしていました」など、その様子を想像すると感激です。
都市も企業も、生き残るためには感動を与える必要があります。顧客を感動させられれば、どんなに経済環境が変化しても、必ず生き残り、かつ、成長してゆけるということを確認できたセミナーでした。
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