パソコン(Thinkpad T43p)の冷却ファンを交換しました

前から、ファンの音がおかしかったThinkPad T43pですが、いよいよ末期の気配がしてきました。

家でパソコンの電源を入れたまま、風呂に入っていたら、Hannaが慌てて風呂に来て

「父ちゃんたいへん! パソコンから草刈り機みたいな音がする」 

と言うほどになってしまいました。

 

このパソコンが止まってしまうと、私の仕事に重大な支障が出るので、修理をすることにしました。

しかし、機密情報も入っているのでパソコンを修理に出すことができませんので、自分でファンを交換することにしました。部品はだいぶ前に注文して到着していました。

 

まずは、パソコンの裏側のいくつかのネジを外します。ネジは3種類あるのですが、ネジを入れる場所に1〜3の番号が書いてあり、1〜3に大中小のネジの絵が描いてあるので、メモなどする必要がありません。

 

次にキーボードを取り外します。

 

 

ここまでは、前回確認したときにもやったので、簡単にできました。

 

次に、上面のアームレスト部分のフレームを外します。これは、ちょっと苦労しました。ネジは外してあるのですが、何カ所かフックで引っかかるようになって止めてあるので、それを外さないとフレームが取れません。フックはデザイン上見えないようにうまく隠されているので大変です。

 

 

フレームを外すと、やっと冷却ファンユニットの全容が見えました。

これまでに、至る所に誇りがまたっていたので、掃除機で吸いながら作業しました。

 

これからが最大の難関でした。冷却ファンユニットを固定しているネジは直ぐに外せましたが、部品はCPUとGPUにグリースで密着している部分の取り外しが問題でした。

 

部品が密着しているので、どれとどれの間にマイナスドライバーを押し込んで外せばよいのかがわかりません。かなり力を入れないといけないので、間違った場所に押し込んだら部品を壊しそうです。

また、正しい場所でもうまくドライバーを押し込まないと、CPUやGPUを傷つけてしまう可能性も低くありません。

後から分かったのですが、なぜ境目がわかりにくかったかというと、GPUに密着する熱伝導ゴムの上の層のゴムが溶け出してGPUまで垂れていたためです。よく火事にならなかったと思いますが、とにかく横から見てもそのゴムが溶けて熱伝導ゴムとGPUの境の辺りまでをカバーしてしまっていたため、分離する位置が分かりづらかったです。

 

なんとか冷却ファンユニットを取り外すことができ、CPUとGPUについたグリースと、ゴムが固まったかすを磨いて取りました。

 

あとは、問題なく新しい冷却ファンユニットを取り付け、開けたときと逆の順番で、フレーム、キーボードを取り付けて完了です。

その後、電源を入れてみると・・・

 

 

見事に怪音は無くなりました。CPUなどが頑張っているときは、かなりの勢いでファンが回りますが、風切り音だけです。

轟音に慣れてしまっていたので、ノートパソコンが本来これくらい静かなものであることに、驚きました。もっと早く直せば良かった。

 

 

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