DMの極意

先月購入したPCサーバーが故障していて、大変困った状況になっていることは前回の記事に書きました。

その後、なんとか返品できることになり、その手続きを進めています。

 

今回のトラブルは、PCメーカーの立場から言えば、防ぐことのできない初期不良で、たまたまたちの悪い問題で、修理しても直らなかったということで、一言で言えば運が悪かっただけかもしれません。

 

しかし、ユーザーの心理としては、最悪で「二度とこのメーカーの商品は購入しない」と思ってしまいます。実際は1年もすれば、これだけ腹が立ったことは忘れて、また注文をするかもしれませんが、少なくとも今回購入し直す商品は別のメーカーにします。

 

そんなときに、いつもはちらっと見て直ぐにゴミ箱行きのN社のPCサーバー販売のDMが私の机の上に・・・

 

内容を見ると、それなりに魅力的です。ちょうどタイミング良く

「今、PCサーバーが欲しい」

しかも

「今まで購入していたD社以外で」

と思っているときに、条件にあったDMが届いたのです。

 

即、購入を決定しました。

 

DMは見込み客の開拓には有効な手段です。しかし、1回だけスポットで送ってもあまり意味がありません。そんな良い例が、今回の件です。

 

今回のDMが、特別デザインが良かったわけでも、特別キャンペーンの内容が良かったわけではありません。いつも通りです。

しかし、私(客)の心理が今までとは全く違います。絶妙なタイミングで届いたのが良かったのです。

 

見込み客開拓のためのDMを送る際に、最重要なのはこれだと思います。商品やサービスが他社に比べて特別優れているというわけではなくても、タイミングさえ良ければ契約につながります。

そもそもDMの大半は読まれる前に捨てられるので、どんなに魅力的な商品やサービスでも、それを知られる前に捨てられてしまうのです。

 

それが、タイミングさえ良ければ、DMを読んでもらえてしかも、高確率で契約につながります。

 

しかし、このお客さんが求めているタイミングは、お客さん毎に違うので送るときにそのタイミングを見計らって送ることは不可能です。であれば、どうすべきか?

 

(拒絶されない程度に適度に間隔を開けて)継続的に送り続ける

ことです。これがDM送付(DMで契約に結びつく)極意だと思います。

 

この経験を、自社の営業でも役立てたいと思います。 

 

そんなことを、身をもって確かめることができたD社の不良サーバー。少しは役に立っているかもしれません。

 

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