NTT西日本を装った怪しい業者からの勧誘手口

最近、会社に怪しい業者からの電話や訪問が増えています。

 

理由は、最近、会社のある地域(田んぼの真ん中ですが)が、NTTの光ファイバーが引かれて、Bフレッツなどのサービスが提供されるようになったからだと思います。

 

「NTTの方から来ました」的な低レベルなものから、それなりに高度なテクニックを使うものまで、さまざまです。

 

大抵のものは、ギリギリの言葉を使って

「工事をしなければならない」

と思いこませるような手口です。例えば

 

「NTTはこれまでの電話システムの維持ができなくなって、全国的にIP化を進めています。それで、この地域でもIP化されてきています」

 

というような説明です。確かにNTTのこれまでの電話システムは高コストで維持が大変で、NTTとしてはIP化を一生懸命進めています。しかし、だからといって各ユーザーが、費用を負担してIPフォンを導入しなければいけないなんてことはありません。

そこで、

「今、工事をしないと電話が使えなくなるんですか?」

と聞くと、

「そんなことはないが、建物の外までIP化されているので、屋内の工事を今しておいたほうがよいです」

などと言います。

工事が無料なのか、義務なのかを問いただすと、

それを確認するために、一度電話システムを調査させて欲しいと言います。

 

なぜ、見ず知らずの業者にうちの電話を見せなければいけないのか?冷静に考えれば、無茶苦茶な話ですが、このようなセールスが、うちの実家や自宅に来たとき、うちの両親や妻は、ちゃんと断れるかどうか心配になりました。

常日頃から、両親や妻には「電話が安くなる」系の話は一切聞かずに、「そう言う話は分からないので、後で息子(夫)から電話させます」と言うように言っていますが、ちょっと高度な勧誘があると心配です。

 

今回の場合は、最初はもっともらしい説明だったのですが、最終的に「工事をしないと電話が使えなくなるのか?」という質問に、もの凄く曖昧な回答をしていたところで、ゲームオーバー!電話を切りました。

その前に、相手の会社名、住所、電話番号、担当者のフルネームなどを聞いたときに躊躇したのも問題です。人の会社の電話機の機種や構成を聞こうというのに自分の名前も言いたくないなんて言うのはおかしいです。

 

念のため、NTT西日本に電話し、今の電話を使い続ける限り、工事などは必要ないことを確認して、同時に怪しい業者の名前を言ってちゃんと指導してもらうように頼みました。

 

コメントする