最近、本の感想の投稿が少なくなっていますが、一応目標(ノルマ?)としている週1冊のペースはギリギリ守っています。
ハワイプチ富豪の成功法則はマルイ不動産の小原さんから教えてもらって読んだ本です。
「成功」とか「富豪」という言葉の定義そのものを考え直すことができる本です。
ハワイ プチ富豪の成功法則 | |
ヒロ・ナカジマ
アスコム 2004-10 おすすめ平均 |
以前、アスキーの創業者の西さんのインタビュー(所謂富豪から普通の収入のサラリーマンに戻った後)で、
「3百億円なんて一生かかっても使い切れない資産を手に入れたとき、人はどう思うか分かりますか? 5百億円欲しくなるんです」
と答えていました。100億円もあったら一生かかっても使い切れないと分かっていても・・・。
一般人には理解できない富豪の感覚なんだろうなぁと不思議な感じで聞いておりました。
それとは全く逆の発想が、この本には書かれています。
自分が「どういう生活がしたい」という目標から、月々に必要なお金を算出し、それから自分に必要な資産額を算出する。
後は、その資産を形成するまでは、何もかも捨てる。
「どういう生活がしたい」というのも、何もかも手に入れるような話ではなく、絞り込む。ヒロ・ナガシマさんの場合は、ハワイで時間やお金を気にせず、カイトサーフィンをする生活、であり、豪華な家や車などは無い。世界中のカイトサーフィンの大会には、いつでもお金や時間を気にせずに行く。
この割り切り方が、新しい「富豪」の感覚なんだと思います。
より大きな会社、多くの資産を手に入れることを目標としてしまうと、いつまで経ってもゴールは無いのだけど、それだけが素晴らしい訳ではない。人それぞれ、目指す場所が違うのが当然だと、改めて認識させてくれた本でした。